このレビューはネタバレを含みます
前情報が無く観に行ったのでミステリー系かと勘違いしていたのですが、法廷劇が繰り広げられ、起承転結がある物語というわけでは無く、静かに淡々と1つの事件のドキュメンタリーを観ている感覚でした。
カメラワークはブレており、それもかなりリアル。
解剖学とは人体の構造を含めた生物の有りさまを、“どのような「形」をしているのか”という側面から研究する学問です。
検察側が出してきたことに対して、
弁護側が潰していくという、視点の捉え方が面白かったのと、夫婦間の喧嘩のやり取りはかなりリアルで自分も気をつけなければと思ったシーンでした。
結局誰が犯人かはわからないままですが、
真実は自分で決めていくしかないという結論で、このありふれた情報社会や人間関係においても当てはまることだなぁと鑑賞後感じた。