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枯れ葉のmeのレビュー・感想・評価

枯れ葉(2023年製作の映画)
4.0
パブでライブする女性ユニットの歌、翻訳された歌詞が刺さった。とても暗い歌詞が、自分の暗い部分をある意味肯定されるような気になった。

アキカウリスマキのテンポ、温度感はそのまま。嫌気がさしそうな日々にぽっと光が灯るような内容だった。鬱屈とした世界や彼らの日常に小さく揺らぎ、華やぐ感情にわたしも小さく微笑んだ。最近の世界のはずだけどラジオでニュースを聴いている。近年他の映画ではあまり見かけないラジオ、これは遠くで起こっていることの非現実感を表しているかのようだった。現実のはずなのに乖離されている感覚。
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