映画館でカウリスマキ作品初鑑賞。
やはり独特。どこを切り取っても絵になるし、
監督の色が出ていてとても良かった。
見る人を選ぶ映画だとは思うけれど、
シンプルなストーリー構成が、
2人の“引力“をより引き立てている。
プロップ、洋服、空間の色合いから、
視覚的な楽しさもてんこ盛りで、
静かであるけれど、ここぞという時の
音楽が効いてて、周りの環境から
閉鎖された映画館が、この作品を見るのに、
最高の空間だと思った…
出来事のシュールさ、台詞の少なさ、
音楽がより派手に感じられる演出や、
心境を歌詞でも表している感じが、
個人的には最高に好きでした。
前に読んだ『君のいる場所』という
絵本をちょこっとだけ思い出した。
