海大

枯れ葉の海大のレビュー・感想・評価

枯れ葉(2023年製作の映画)
4.1
やっぱカウリスマキの映画は優しいよなすごく。
今回は割とコメディ要素多めで楽しく観れた。
安定に犬もかわいい。

主役の2人はカティ・オウティネンやマルック・ペルトラたち常連組にも負けない良い哀愁があった。特にアンサ役のアルマ・ポウスティは哀愁に加えて、笑った時ウインクした時の可愛らしいさがあって良いなと思った。

今回も寿司でてたな!!
ジュースのマドラーに!!
細かいこだわりにフッと笑ってしまった。
あとはジャームッシュのゾンビ映画を観た観客のシーン。「田舎司祭の日記」「はなればなれに」を思わせるは笑った。どこがや笑

名画座に「ラルジャン」や「穴」のポスターがあったり、「気狂いピエロ」のポスターを見るアンサの謎カットがあったり、犬の名前チャップリンだったり、映画オマージュがところどころにあっておもしろかった。

風に吹かれて落ちてきた枯葉みたいに、フラッと映画館に誘われて、観た人を少しだけ幸せにしてくれる、そんな映画だと思いました。
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