やっぴー

枯れ葉のやっぴーのレビュー・感想・評価

枯れ葉(2023年製作の映画)
4.0
フィンランドの巨匠、アキ・カウリスマキ監督作品を初鑑賞。
大好きな松重豊さんも、カウリスマキ監督が好きでトークショーとかに参加されてて気になってたもの。
勤め先のスーパーを不当解雇されたアンサと
工事現場で働くアル中気味のホラッパのふたり。
カラオケバーで出会った孤独を抱える二人のラブストーリー。
まず、ホラッパの同僚がキメキメのファッションで「金曜だぜ。カラオケ行くぞ!」
ってなテンションになってて、ちょっと笑ってしまうという。
そのカラオケバーで歌がうまかったりすると、どっちからともなく声をかけあって…みたいな。
フィンランドの方々は、こういう風に出会ってるのだろうか…。
いや、そもそもカラオケバーなんて今どきあるんか?みたいな。
不思議なカルチャーショックが(笑)
もしかしたら、少し前の時代?とか思ったりしたけど、ラジオからはウクライナ情勢が流れてるし。
アンサとホラッパのようすも、ちょっと中学生日記みたいと思っちゃうようなモジモジっぷりで
ツッコミ入れてしまうという(笑)
全体的に静か〜な感じなのに、あまりにもアンサとホラッパが噛み合わなくて
すれ違ってしまうところにハラハラしてしまった。
この二人、この先大丈夫かなぁ…なんて心配してしまう。
81分という短い尺だけど、不思議な余韻がある作品だった。
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