2024年一発目に鑑賞
観終わってしばらくしてからしみじみ良かったなあと思えたから、とっても良い作品なんだと思う。
今回が初アキ・カウリスマキだったので、過去作も鑑賞したいところ。
不思議な映画だったー。無表情＆電子機器極力排除っていう非現実的な状況なのに、妙に自然に感じた。本当に誰もスマホ持っていないのには監督の思想を感じるけど。
ストーリー自体を追うと定番なラブコメではあるのに、演出があまりにも日常的だから、他人を覗いているような背徳感を良い意味で感じた。
この二人の続きが気になるな～って思えたので、好きな映画だ。
ヘルシンキって首都だし、もっと栄えている様子が見えていいはずなのに、この作品の彼らの生活風景はとても地味だった。それでも小さなドラマが時折発生するもんだから、「生きてれば何やかんや面白いこともあるよなあ」と前向きな気持ちを持つことができた。
あと犬がかわいかったな。犬が実は推進役になっているのもかわいい
