アキ・カウリマスキの最新作。
理不尽に職を失ったアンナとアル中の男ホラッパ。中々に過酷な社会状況の中で2人は惹かれ合う。
前作『希望のかなた』がかなり好きだったのだが、この作品はいまいちピンとこなかった…(鑑賞時のコンディションが悪かったのはある)
ただ沈黙と無表情からくるシュールなユーモアはおかしかったし、全く楽しめなかったわけじゃない。
それと映像の美しさは素晴らしいと思う!
少し古めかしいルック(70年代くらいのフィルム映画っぽい)が少しオールドファッションな印象で良い。ただそういう少し古く見えるメロドラマだが、間違いなく現代の物語として作っている。その点が重要だと思う。