カウリスマキ作品あるある↓
尺が60分〜100分、ブルーカラーや詰んだ人たちが主人公、登場人物が癖が強くどんくさい、失業する、台詞少なめ、感情表現少なめ、突っ込みたくなるオフビートな笑い、シンプルなインテリア、北欧らしい抑えた色調と暗めの風景、ラジオやジュークボックス好き(過去作JBが自宅の部屋に置いてある時も有り)、日本の楽曲使う、ジャームッシュが絡む(過去作、何んならチラッと出演も有り)、唐突感のあるラブストーリー(過去作、何んなら初対面でプロポーズする事も有り)、犬が出て来て大切にされる…等々。
そのへん今作も80〜90年代と何も変わってねーじゃん!何んかちょっと嬉しかったな。ラジオからウクライナの状況が流れなかったらいつの作品か分からないくらいだった。ただ、個人的には今作は熟練の技に磨きがかかった感があって凄く良かった…あんな可愛いウィンクあんまり見た事ないな…そして今作も観終わってジワーッと余韻が残る。引退とか言わずいつまでもお元気で映画作って欲しい。監督の語り口と空気感が大好きです。