配信以外の過去作品も観たいので
amazonでBlu-ray BOXも購入しちゃったアキ・カウリスマキ監督の新作。
事前にジム・ジャームッシュ監督のゾンビ映画だけを予習して臨む。
（ブレッソンにもゴダールにも全く似てないじゃないかぁ〜www ）
ダメだ、、好きすぎる♪
『パラダイスの夕暮れ』を観てカウリスマキにハマった人間だからね。
労働者三部作から一部作追加されたような偉大なるマンネリ感。
この人の映画を観ると「フィンランド人と日本人ってなんか似ているなぁ...」と思っちゃう。
自分好みの最高な尺、お得意の日本の曲も挟み込んでくる粋な劇伴、オープニングの仕事風景からしてニヤニヤが止まらない。
相変わらずの削ぎ落とすだけ削ぎ落とした会話の数々、微妙に斜めがかった構図、テンポの良い編集、登場人物が貧しい設定なんだけれど、非常にセンスのある調度品やファッション、あと毎度エッチなシーンがないのが本当に好き^ ^
引退を撤回してもう一度映画を撮った理由は、ロシアのウクライナ侵攻に他ならないよね。
あと、主演の2人は相当プレッシャーがあったんじゃないかな。マッティ・ペロンパー、カティ・オウティネンのコンビと、どうしても比較されてしまうから。
でも2人とも良い演技をしていた。特にアンサの最後のウインクが凄く良かった。
『女は女である』のアンナ・カリーナみたいだったもの。
もうヨーロッパには絶対行かない！
と決めていたのだが、ヘルシンキにだけは生きているうちになんとしても行くつもり。
