このレビューはネタバレを含みます
不器用な男女のドラマ。
笑えるシーンもちょいちょいあります。
おそらくその日暮らしをしていてお金はあんまり無さそうな2人の男女が出会って、惹かれていくみたいな感じ。
仕事の辞め方も似てるし、2人とも不器用というか頑固なのかもしれないと思った。もしくは自分がおかれている環境や、世界情勢などによるストレスからくる反動なのか。
わたしは、なんとなく長生きしちゃう気がしてそれをやや恐れているのですが、この男はなんで早く死ぬ前提なんだろう。早く死ぬって思ってる男と、長生きしちゃうって思ってる自分の違いはなんなのか。
仕事が無くなった女がネットカフェに行くシーン面白かった。
まさかお金払って、受付でノートパソコンを渡されるとは。
フィンランドは、こういうシステム？
デートするシーンで観てる映画、わたしも観たことある。「デッド・ドント・ダイ」です。観てみてね！
(「花束みたいな恋をした」って映画には、アキカウリスマキの「希望のかなた」を観てるシーンが出てきます。面白いです。)
女と男がデートした後、男が友達に「小柄な女と結婚しかけた」って言ったの聞いて、「この男もしかして童貞なのかな(⌒-⌒; )」なんて思っちゃって、少し怖くてきもくて面白かった。この映画を、ここからどう観るか悩みました。
後日、女の家に招かれた時に男がお花を買って持って行ったのは素敵でした。かわいい。
その直後、女の家で険悪な雰囲気になっちゃって帰った時は、2人とも本当に不器用なんだなと思った。
でも、一緒に過ごしてみて、なんか違うなって思う事もあるよね…とも思った。
あと、この男いろんな場所に酒隠したり持ち歩いてて、途中まで「こいつアル中じゃんwww」と思っていたけど、酒と煙草はやらないが嗜好品が無いと生きられないのは自分も同じでした。(主にチョコレートなど砂糖)
だから後半で、男が酒を手に取りそうになってから断酒するため流しに捨てた後、ベッドに入ってじっとしている姿を見た時は、つらいよね！分かる！！ってなった。
職を失ったり、ハプニングがあったり、人間関係がうまく行かなかったり、事故があったり、大変な事がたくさん起きていた。映画に描かれていないけど、2人は過去にもたくさん大変な事があった気がする。
でもこの先、犬と一緒に幸せに暮らしていけそうな予感がするラストで、良い作品だなって思えました。
枯れ葉を観る前にアキカウリスマキの他の作品いくつか観てたから、展開が多少読めちゃう所はあった。(新しい職場のオーナーやばいやつなんだろうなとか。)
フィンランドとか北欧の人って鬱になりやすいって聞いた。
あとフィンランドの人は貧富に関係無く、物をあまり買わないのかな。上着を人に借りるとかあるのかな。お金無いから？
女の家がかわいい。
あと見間違えかもしれないけど、途中カフェで、寿司マドラーみたいなやつが出てきた気がした。
