関心領域の作品情報・感想・評価

肝心のシーンが描かれていないという意味で『オッペンハイマー』と比較される事が多いが、登場人物が目の当たりにしてないものはいっさい描かない、というスタンスの『オッペンハイマー』と比べ、主人公である収容…

アウシュヴィッツ収容所をこの視点で描くという発想と緻密に作られた映像と音響がとても凄まじかった。
この映画を観ている視聴者は、現実世界では映画の登場人物と変わらない。ウクライナ等で起きている戦争には…

オスカー国際長編はこれで決まりな気がします。

400体/hで"荷"を焼却可能な
超高性能焼却炉から濛々と煙があがるのを壁の向こうに見ながら子を育て、奪った毛皮を当然の戦利品として試着する"裕福な日…

少し前に試写会にて鑑賞。
アカデミー音響賞受賞に納得してしまう音の演出が不気味で不穏。音でしか伝わらない情報の濃度が凄かった。
いまから見る方にはアウシュビッツで何が起きたのかをある程度調べてから鑑…

アウシュビッツ収容所の真横に建った一軒家に住む、幸せな家族の話。

うーん、そこまで絶賛するほどの作品か？っていうのが率直な感想。
収容所から上がる煙や聞こえて来る苦しそうな悲鳴に何の反応も示さず、…

アウシュビッツを不思議な切り口で見せる斬新さ
飛行機で言語の選択肢が英語かオランダ語のみだったから英語で見たら全ての動作を言葉にして読み上げられたっていう謎さ。
それで背景の音が全然わからなかったか…

【◯】
様々な無関心が書かれた作品。

家族への無関心。人への無関心。異人種への無関心と、様々な無関心が描かれております。
"無"を表現するという悪魔の証明みたいなことをしているので、描かれている無…