自分の意思が弱いせいか、どうしてもアカデミー賞にノミネートされるような作品は、事前の情報を遮断することができません
そう、“無関心”ではいられないんです
・・・って、洒落てる場合じゃござんせん
ということで、今回は『“聴覚”全集中っ！』で臨みましたよ
感想です
自分のような者のためでしょうか？ 耳に集中した分『たいへん“目”には優しい映画』に徹してくれた気がいたします
すなわち、映像での描写（説明）がとてもわかりやすかった、ということです
ルドルフ所長と妻のヘートヴィヒの“関心”対決（対比・・・です）の物語で面白かったです
面白かった・・・これ、決してホロコーストのことではなく、あくまでも夫婦の描き方という意味ですので、くれぐれも誤解無きように
『妻、メンタル強っ！』
だって、“塀の向こう”のこと知っているのに・・・ですよ
ここがいいから、あんた（旦那）一人で・・・ですよ
戻れることになった旦那は“吐いちゃう”のに・・・ですよ
いたたまれない“お母さん”は出て行っちゃうのに・・・ですよ
しかも置手紙、暖炉にポイっ・・・ですよ
冒頭のアカデミー賞では音響賞と国際長編映画賞を獲得しましたが、文句なし・・・でしょう
自分的には『“音”を見せる』・・・映像表現の新しい一面を開拓してくれた気がしました 傑作です
