ずっと引いた視点で
観客席から眺めてる感覚。
耳を澄ませば、
遠くから悲鳴やら唸り声が
聴こえてくる。
でも何食わぬ顔でいる
無関心な奥さま。
優雅な日常とは
裏腹の世界が壁一枚を
隔てて存在しているのに、
今の生活を維持したいがため
旦那を、、、。
彼女にとって、
他の世界は存在せず、
身の回りだけがすべて。
観客は歴史で知っているが、
当時は隠された存在だったのかな
いや、泊まりに来た義理の母は
耐えきれず出ていったから
なにが行われているのか
知っていたはずなのに。
他人事より
自己満足を最優先。
まーわかるけど、
それをまざまざと
見せられる。
見せられる人間の怖さと、
見せない人間の怖さ。
それが同時進行してる。