[アウシュヴィッツの隣で暮らす一家の日常] 50点
2023年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。2024年アカデミー国際長編映画賞イギリス代表。ジョナサン・グレイザー長編四作目。1943年、アウシュ…
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隣の音はもっと聴こえるか聴こえないかくらいの感じで響かせる演出をしているのかと思っていたがずっとはっきり聞こえていてそこが意外だった。ちょっとはっきり聴こえ過ぎている気もした。そのせいで主人公とシ…
>>続きを読むアウシュビッツ収容所の隣りに暮らす、収容所の所長一家の日常の話し。
一貫して、この所長一家の優雅な暮らしや日常を映してるが、壁の向こうでは、毎日、悲鳴や怒号、銃声が聞こえ、煙突からは黒い煙が見える…
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「このダイアどこにあったと思う?歯磨き粉の中よ」
「彼らはとても賢いわ」
「だから何個もの歯磨き粉を開けたの」
真っ暗で不気味な音楽が流れる長い長い冒頭が終わり、鳥のさえずりと川のせせらぎが聞こ…
不在によって強調される存在
出てくる人がひたすら"普通"であること
それを捉え続けるカメラ
立ち去る祖母とりんごを置き続ける少女
ユダヤ人の楽譜、ピアノと字幕
健康と吐き気、暗闇を割れるよう…
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見終わった直後は、???何だこれ???な感じだったので帰宅中にずーっと考えていた。何かが起きている気配、音や匂い、煙、水の流れ。過激な画はないけれども、苛烈であったことの結果だけはバーンとスクリーン…
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