あまりにもドギツい106分の新感覚映画体験。アウシュビッツ強制収容所の敷地内の屋敷に暮らす家族。夫の疲弊、妻の執着、裕福な暮らしに見えて周りは悲惨。それを見せない嫌らしさが気持ち悪さを増幅させる。
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やっぱ最後全てが現代に繋がって、現代から過去への関心になる。でもどうしても他人事というか蚊帳の外の話になってしまうのが難しくて現代じゃあ当時の実態なんてわかんない。この映画の恐さ。
ただ色んな人が書…
ある家族の幸せな暮らしの背景に、不穏な音や映像で不安感が常につきまとう。
冒頭の音だけの3分ほどは瞑想でもはじめるのかと…でも時々くる突然の視覚と音の不快さには惹き込まれた。
正解はあるのかわから…
画面は幸せそうな家族の生活の様子だけど、昼夜問わず聞こえている音がかなり不穏。
本当にあんな感じだったのかな?
モーター音みたいなのはガス室が稼働している音かと思ってたけど、実際はアウシュヴィッツ内…
登場人物たちがほとんどただ生きること以上のことをしていないのにずーっと不快
この映画を形容するなら「有限の不快」
途中で退出するだけのサブスクだったら途中で切ってたと思う
鑑賞後に、画面でただ生きて…
ブーツを洗うシーン、毛皮を羽織るシーンで体温下がった…
人間が焼かれるにおいは風に乗ってこないのかな?
どこかで、人間の脂が焦げたにおいが染みついていて取れないと聞いたけど…
洗濯物も外に干してた…
このレビューはネタバレを含みます
とにかく「聞く」映画でした。
一切描写されない壁の向こうの風景を音から想像することができるか。
それができたのがお母さんだった。
自分たちの生活に染み付いている音や物や考え方の意味に目を向けるって…
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