トムトム

映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐のトムトムのレビュー・感想・評価

2.5
わりとキツい。

「仮面ライダー龍騎」とはまた違う切り口のデスゲーム系仮面ライダーとして設定は面白いと思います。
「GANTZ」っぽいと言われていましたが時期と設定的に「イカゲーム」+「フォートナイト」みたいな感じです。

しかしこの設定で1年間やるのは中弛みというか、主要キャラは全然脱落しない上にウダウダしてるし結構視聴がキツい感じになっているTVシリーズの劇場版です。

ゾンビ物が人間同士の戦いになってきたら盛り下がるのと同じくデスゲーム物が主催者側との戦いになってくるとダメですね。

いつもはライダー映画に有名俳優が出演し戦隊映画に吉本芸人が出るパターンが多いのですが今回は逆でした。
それに伴ってかコチラの方が戦隊映画っぽいというか低年齢層向けというか……

デスゲーム系のエグい設定のはずが「みんなが幸せになれる世界」とか「信じる気持ち」みたいな子供向けすぎる偽善ぽさがある主張が気になりました。

まあ元々子供向けなんですけれど。

何かプリキュア映画みたいな応援ギミックをやろうとしていましたがイマイチ滑っていました。

個人的に主人公が怪我や能力の封印などでパワーダウンする展開ってあまり好きではないのでノれませんでした。

みんなにいじられるエースというのは良かったのですが。

あとコレ時系列的にいつやねん。

ラストバトルも燃えるというよりはコメディタッチでイマイチ。
状況的には歴代ライダー映画でも屈指のピンチなんですがね。
トムトム

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