正直タジキスタンという国はある場所がぼんやり分かるだけで、バックボーンがほぼ分からないが、冒頭から物語の牧歌的な雰囲気とは裏腹に町の中で銃声が響く不穏さ。本作では音のみの処理でほぼ銃撃戦があったりと…
>>続きを読むシネマブルースタジオにてフィルムで。
タジキスタン、戦争、銃撃音、賭博、ロープウェイ。これぞ映画って感じの面白いカットがたくさんあった。
タジキスタンの映画って初めて観た気がする。街並み含めて新鮮だ…
話の大筋は普遍的なラブ・ストーリーなのだが、内戦下のタジキスタンという舞台がこの映画を特異的なものにしている。
男女が愛し合うその背後には常に銃撃音が聞こえる。内戦下といえどそこには人々の変わらぬ…
傑作。昼の場面が多いフドイナザーロフにしては珍しく夜の場面が多くメリハリになっている。冒頭の、博打に負けた父が家に帰ってくる場面、鏡を真正面から撮ってるがどうやってカメラを映さないようにしてるのか気…
>>続きを読む冒頭から見てて楽しい。こういう画面的な楽しさは(比較するのも変だけど)めっちゃ面白かったアルトマンにはなかった。アメリカ映画圏、フランス映画圏みたいなものがあるのだとしたら、たぶんロシア映画圏ってい…
>>続きを読む乾いた筒の音がこだまする中、盗んだタイヤは転がって、ゆりかごを運ぶ歯車は回りだす
ゆらゆら揺れる鏡にうつった私はループを抜け出せなくて、でも本当は、行ったり来たりの中のナンセンスな幸せを転がり続けて…