フドイナザーロフ特集で『コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って』を観た。
ゴンドラが幾度も行ったりきたりするように、近づいたり離れたりやっぱり近づいたりな関係。
どんなに世界が苦境であっても…
冒頭から見てて楽しい。こういう画面的な楽しさは(比較するのも変だけど)めっちゃ面白かったアルトマンにはなかった。アメリカ映画圏、フランス映画圏みたいなものがあるのだとしたら、たぶんロシア映画圏ってい…
>>続きを読む乾いた筒の音がこだまする中、盗んだタイヤは転がって、ゆりかごを運ぶ歯車は回りだす
ゆらゆら揺れる鏡にうつった私はループを抜け出せなくて、でも本当は、行ったり来たりの中のナンセンスな幸せを転がり続けて…
フドイナザーロフ監督はじめまして。
よく知らないけど監督の特集やってて、
予告を観てたら気になったので鑑賞。
タジキスタン映画も人生初やな。
ミラ(パウリーナ・ガルヴェス)がめちゃくちゃ美人だった…
乗り物映画は多々あれどロープウェイ映画なんて初めて観た タジキスタンが旧ソ連統治下なためほとんどのひとがロシア語を話せること、この映画を撮られた93年内戦が首都ドゥシャンベまで及び、その絶え間なく響…
>>続きを読むそこら中で乾いた銃声が鳴り響き、賭博をしていれば川に死体が流れてくるような世界線の中、ロープウェイは男女の逃避行の住処として貸し出され、当の女はこのうざったらしい世界に真っ向から中指を立ててみせる逞…
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