五つのボタンを首もとまで律儀に締めた半そでのポロシャツを着るノヴァク先生（ミア・ワシコウスカ）が誘う、拒食主義の秘密結社。裕福な親たちの庇護に息苦しさを憶える生徒たちは、うつくしい新人教師の教えに惹かれ、みずからの意志で徐々に食べることを放棄してゆく。マインドフルネスやエコロジーの思想を手痛く皮肉っている諧謔に満ちた作品。この主題と共鳴するかのように、徹底的に異物を排除し、色彩や形状まで、画面に映る何もかもをコントロールしている舞台設計や美術衣装の仕事は賞賛にあたいします。ただとりたてて好みの作品ではないですが。ミア・ワシコウスカは👍
