LaserCats

盗聴犯 死のインサイダー取引のLaserCatsのレビュー・感想・評価

3.7
「インファナル・アフェア」三部作以外があまりハマれてなかったアラン・マック&フェリックス・チョンの作品ですが、これは久々に楽しめた緊張感のあるサスペンス映画でした。
情報課の精鋭刑事3人組が、盗聴中に入手した株の情報で儲けようとする話。
もともと悪い人たちではなく、むしろ真面目に働いていて苦労が多い人たちなんですよね。私生活の事情もあって、誰にもバレず、誰も傷つかないなら許されるんじゃないかと思った彼らだけど、一度道を踏み外せば、思いもしなかった代償に苦しめられることになってしまう。
やったことは間違ってるけど、特にルイス・クー演じるヨンが本当に気の毒で、彼のために泣いてくれる友がいたことだけが救いでした。男たちの友情描写が効いてました。
ちなみに、にわかファンだからまだあまり観れてないけど、ラウ・チンワンって作品によって、すごくかっこいいときと全然かっこよく見えないときがありますね。今回のラウ・チンワンも渋いんだけど、あまりハンサムには見えなかったなぁ。
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