このレビューはネタバレを含みます
マスク社会の中でコロナは邪心の現れであると訴える新興宗教に所属する6人の男女が一つの家で共同生活をするなかで、信仰心が揺らいでいって…って言う
出だしからバケツの水全部飲んで、吐いて、はいこれでコロナ治りますって言う怪しさしかないザ・新興宗教みたいな荒治療してて笑っちゃった。
個人的には信者の姉が弟に縁切り申し込まれるシーンが印象的だった。
信仰心で麻痺した本人は自分がいかれてないと思っていても、世間から見たら駅前で反コロナ、半マスク運動なんてしている人間はいかれている、いない方がいい存在なんだと思われているって言う世の中との乖離を感じる絶望感がめちゃくちゃ伝わってきた。
全部私のせいだよって言うけど全部自分で背負いきれていないって言う状況。俺と重なる部分があって苦しい。
最後に信心が勝ったのは正直言って好き。