TsuyoshiNomoto

リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシングのTsuyoshiNomotoのレビュー・感想・評価

3.8
敬虔なクリスチャンの家庭に生まれながらゲイでありクィアであることとロックンロールの形を作ったと宣言し続けることが、対立し、自身の出自がアイデンティティを引き裂き続けたのだという彼の内面についてを知る伝記「的」(?)な映画として、よい資料だと感じた。

クィア的な衣装をしたリトルリチャードにドキドキした。喋り方や振る舞いに彼の人生の皺(シワ)の厚みを見るような思いがした。

セクシュアルな表現も、レコードとして刻まれてヒットを飛ばしたポップソングとしては、リトルリチャードがプレスリーよりも早く始めていたという点、また意識なものではなく、”オリジナル”なものとして、初めていたという点は興味深かった。
ティーンエイジャーの発生が50年代として語られているのも興味深かかった。
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