ryok0913

リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシングのryok0913のネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ロックンロール音楽が好きな人にも、
それほど好きでない人にもお勧め出来る映画。

リトル・リチャード

小さなロックンロールの巨人。

一貫して矛盾した生き様のロックンロールの
発明者。

同性愛が犯罪とされていた時代に
ゲイを公言しながら神に仕え、
ロックンロールを叫びながらゴスペルを歌い上げていた煽動者。

彼の影響を受けたミュージシャンは数えきれないが、計り知れない影響を後続に与えたのにも関わらず、晩年まで正当な評価を受ける事が出来なかった。

レコード会社からは搾取され、
生活は困窮。
彼が聖書のセールスマンをやっていたなんて、
知らなかった。

最後に彼が大きなトロフィーを手にした時の
涙は、不条理で差別への怒りと、
漸く勝ち取った正当な評価への喜びに思えた。

必見。
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