今日の試写会はスペイン発のアニメーション映画『ユニコーン・ウォーズ』特別試写会。
すごいものを見てしまった! これは究極の規格外のアニメだ!
かわいいキャラクターがうるうるしてるポスタービジュアルに惹かれて見に行ったら、大変なことになるよ。
なんと言っても、かわいいテディベアたちがユニコーン族と血みどろの戦いを繰り広げる、残酷でグロテスクなアニメだからだ。
これにR指定付いてないのがビックリ!
古来対立が続く2つの部族。ユニコーンに約束の地を追われたというテディベア族に伝わる伝説。
「宗教」「罪」「戦争」
かわいいアニメキャラと、ホラー映画並みのゴア表現が、カラフルな世界で繰り広げられる異色のファンタジーはまさに”No Mercy ”!
そこには「妬み」「恨み」「裏切り」といった「負」の感情が渦巻き、とてもアニメとは思えない展開に唖然とすること多々。
そしてついにぶつかるテディベア族とユニコーン族との戦いの果てに待っているラストが、また驚愕!
「アニメ」+「グロ」+「聖書」=その先は?
「最後のユニコーンの血を飲むと美しく永遠の存在になる」
好き嫌いは分かれると思います。好きな人は、この唯一無二の難解でキュートな世界に惚れるだろうし、グロくてかわいそうで見てられない人もいるかも。
でも監督のアルベルト・バスケスって、天才・奇才の類に入る人だと思う。
今までに絶対見たことのない世界に連れてってくれます。気になった方はぜひ!