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ユニコーン・ウォーズのKUBOのレビュー・感想・評価

ユニコーン・ウォーズ(2022年製作の映画)
4.5
今日の試写会はスペイン発のアニメーション映画『ユニコーン・ウォーズ』特別試写会。

すごいものを見てしまった! これは究極の規格外のアニメだ!

かわいいキャラクターがうるうるしてるポスタービジュアルに惹かれて見に行ったら、大変なことになるよ。

なんと言っても、かわいいテディベアたちがユニコーン族と血みどろの戦いを繰り広げる、残酷でグロテスクなアニメだからだ。

これにR指定付いてないのがビックリ!

古来対立が続く2つの部族。ユニコーンに約束の地を追われたというテディベア族に伝わる伝説。

「宗教」「罪」「戦争」

かわいいアニメキャラと、ホラー映画並みのゴア表現が、カラフルな世界で繰り広げられる異色のファンタジーはまさに”No Mercy ”!

そこには「妬み」「恨み」「裏切り」といった「負」の感情が渦巻き、とてもアニメとは思えない展開に唖然とすること多々。

そしてついにぶつかるテディベア族とユニコーン族との戦いの果てに待っているラストが、また驚愕!

「アニメ」+「グロ」+「聖書」=その先は?

「最後のユニコーンの血を飲むと美しく永遠の存在になる」

好き嫌いは分かれると思います。好きな人は、この唯一無二の難解でキュートな世界に惚れるだろうし、グロくてかわいそうで見てられない人もいるかも。

でも監督のアルベルト・バスケスって、天才・奇才の類に入る人だと思う。

今までに絶対見たことのない世界に連れてってくれます。気になった方はぜひ!
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