パルパティーン

クレーターをめざしてのパルパティーンのレビュー・感想・評価

クレーターをめざして(2023年製作の映画)
3.8
マッケンナグレイスが出ているので見た。青春SF映画としては普通によかったし、映像がとても綺麗だった。ストシンの製作陣が作っているということで、納得のいく構成だった。

こういったジュブナイル映画ほどメッセージ性があり自分には刺さることが多いと思っている。今回も自分がいかにしょうもなく生きてきたかが痛感した。幼少期や青年期に貴重な体験するようなことは大人になって軸として残っている。自分の人生を振り返ってみて、数日間でも非日常的な体験をしたことがない。子供の時の体験や印象に残るような出来事を経験したかった。過去に戻れるなら小学生からやり直したい。

子供にとっていつまでも覚えている経験などはずっと生きていく上で糧になる。このような経験や体験をしてきた人は強いと思うし、羨ましい。子供時代だからこそ許されることやできることがあるし、今まで好きなことをして生きてきた分幸せだったかもしれないが、「経験」はしてこなかった。これが自分がしてきた選択ではあるが22歳でまだやり直せるだろうか。これからの人生で糧になるような「経験」はできるのだろうか。あー小学生に戻りたい。やり直したい。


2023年51本目