2023年 アメリカ🇺🇸
ユニバーサル・スタジオは“ダーク・ユニバース”を諦めていなかったのか
2017年のトム・クルーズ主演『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』が大コケして、その後のユニバーサル・モンスターズのリメイクを全て白紙にしたはず
しかしながらリブート版『透明人間』が思いのほかヒットしたので、本作はその流れを汲むものと思っていいのかな?
本作はブラム・ストーカーによる小説「吸血鬼ドラキュラ」の第七章の映画化
ルーマニアからロンドンへ中身が不定の木箱50個の運搬を依頼された帆船デメテル号、その船内で何が起きたのか
思いのほかグロ描写に力が入っていました
ドラキュラに噛まれた首筋がエグい感じになっていて、そこからドクドクと溢れ出る血液
太陽で燃える人体なんかもグッドでした
ただし愛犬家の方には要注意描写ありです
(一瞬ですけど)
ドラキュラ伯爵といえばベラ・ルゴシやクリストファー・リーを思い出しますが本作では“ノスフェラトゥ”な巨大コウモリのような容姿でした
容赦なく人を痛めつける様など結構良かった
でも大作のわりにストーリー自体は平凡な昔話
原作が古典なのでしょうがないのかな
後、雰囲気狙いなのか展開が焦ったすぎました
変に引き伸ばしているように感じるところが多くてグロは良いのに血糊血しぶきは良いのに、然程興奮できなかったです
案の定、全米興行収入は芳しくなく評判もイマイチ
2度目の大コケ確実のようです
この後制作予定されていた『フランケンシュタインの花嫁』や『大アマゾンの半魚人』はどうなるんでしょうね