「吸血鬼ドラキュラ」においてドラキュラ伯爵がルーマニアからイギリスに貨物として渡る航海を描くという大変ニッチな作品。
意外に悪くなかったです。
舞台はほぼ船の中で徐々に船員が殺されていくといったゴシックホラー風味の「エイリアン」という感じですかね。
もっとホラー風味かと思いましたが全然怖くなかったです。
「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」の方が怖いくらいでした。
その理由としては割と早い段階でドラキュラが姿を現すのとドラキュラの姿がオールバックでマントの紳士というクリストファー・リータイプでなく「吸血鬼ノスフェラトゥ」というか「仮面ライダー」のこうもり男風味でホラー映画というよりはモンスターパニック映画だからでしょうか。
ここでドラキュラが敗北するわけがないのは皆んなが知っているのでどう決着させるのか注目していましたが、まあこんな感じでしょうね。
ドラキュラすでに必死やな。
観客ももっと昼の間に何とかせいやと突っ込みながら見ると思います。
一作目で終わったユニバーサルのモンスターユニバースの事を少しだけ思い出しました。
やはり下手に現代にしないでゴシックホラーで行くべきだったかな。