Yuki10

ドラキュラ/デメテル号最期の航海のYuki10のレビュー・感想・評価

4.2
ブラム・ストーカー原作小説「吸血鬼ドラキュラ」のエピソードを映画化した作品。
ゴシックホラー的イメージのドラキュラ像とは異なり、人間とかけ離れたモンスターとして描かれていて新鮮だった。
『吸血鬼ノスフェラトゥ』を思わせる禍々しいビジュアルが好き。
シリアスで張り詰めた雰囲気の中、得体の知れない怪物に襲われる恐怖感に疲弊する様子も見応えがあり、『エイリアン』的な密室ホラーやサバイバル・ホラーの魅力が詰まってる。
途中まで姿を見せずに影だけで表現する不穏さも良かった。
太陽に弱いが、十字架が効かない時の絶望感は大きい。
続編があったら観たい
Yuki10

Yuki10