クリーム

ドラキュラ/デメテル号最期の航海のクリームのレビュー・感想・評価

3.5
ファンタジー感ゼロなタイプ。ドラキュラと言えばイメージは伯爵だけど、これは観た目が悪魔かコウモリ人間。ガチな化け物系。惑わせるわけではなく、ガッツリ攻撃系で、そこそこ楽しめました。
カモンカモンの子役ウッディ·ノーマン君とGOTダヴォス役リーアム·カニンガムが船長と孫で出演。
※ブラム·ストーカー作「ドラキュラ」の第7章の映像化。

1897年、イギリスのホイットビー沖合で座礁した船が発見された。船内には生存者がおらず、船長の航海日誌から、4週間前、ブルガリアのヴィルナの港で、ロマ人が持ち込んだ大きな箱を運搬する事となったデメテル号の話が描かれていました。



ネタバレ↓



船長の孫トビーを助けた事から、医師クレメンスは、逃亡した片目の変わりに乗船する事となった。ロンドンに向けて出発した翌日、船に異変が起こる。船の愛犬ハックルベリーが無惨な姿で見つかり、家畜も何者かに襲われて全滅してしまった。
ドラキュラは木箱に隠れ、捕まえた女·アナの血を少しずつ吸って生きていました。アナも箱から発見され、血を大量に吸われ瀕死状態でしたが、クレメンスが助けます。船内の乗組員は1人ずつ殺されて行きます。まさかの少年トビーまでもがドラキュラに噛まれ、亡くなります。トビーを海に投げ入れようとすると船長が動いたと言ってカバーを外します。すると船長の腕を掴み、日光の光によって、ドラキュラに噛まれたトビーは炎上してしまった。残った船長と船員達で戦いますが、ドラキュラには敵わず、クレメンスとアナだけが、脱出に成功します。しかし、アナは症状が出始め、炎上して亡くなるのでした。残ったのはクレメンス1人でした。

本作は、ドラキュラに噛まれ一定の時間が経過するとドラキュラ化するという設定。子供は、最後まで残ると思ってたので、早めに殺されて驚きました。ドラキュラ伯爵をイメージするとかなり違います。グロテスクな見た目のコウモリ男と言った感じ。船内でサバイバルするパニック映画です。航海中のドラキュラに焦点を当てた作品は珍しく、面白かったです。
クリーム

クリーム