如月カルラ

ドラキュラ/デメテル号最期の航海の如月カルラのレビュー・感想・評価

3.7
正統派ドラキュラという感じの造形がいい!怪物!

船が積荷を乗せて出港、海上では本来なら乗っていないはずの女性が見つかり、船員達はなんやかんや言いながらも看病する。
だがその日の夜から1人、また1人と全員が消えていく。

割と少年は守られる側だと、なんとなく思っていたら少年ー!!
おじいちゃんの嘆きが辛くて……そこから先の覚悟もしんどかった。
海、船がそれぞれの居場所であり家である以上、それを壊すのってなかなか勇気がいる事なのに仲間や街を守るために覚悟を決めていくのは切なくもあり、カッコよくもあった。

ドラキュラに噛まれた人間がどんどんドラキュラになっていく、その人間は仲間であり家族でもある船員達なのがまた辛い。

ラスト、復讐を誓った主人公はどうなっていくんだろうか。復讐に囚われて抜け出せないままになってしまいそう。
如月カルラ

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