ダミアン君に恋してる

ドラキュラ/デメテル号最期の航海のダミアン君に恋してるのレビュー・感想・評価

4.0
面白いっ!かなり面白いっ!!!

“最期の航海”ってだけあって、乗組員の行く末を示唆するようで最初から切ないモード。

この時代を描いた映画が大好き。雰囲気に服装や街並み、身の回りのアイテムたち…そして帆船、海、モンスター!全部揃ってるぅ〜!

とても丁寧に作られているように感じた。ぜんぜんB級ではない。

凄かったよ。これ大画面で観たい。

船の上って非日常的な空間で落ち着くんだよなぁ〜。本作はホラーだからそんな呑気なこと言ってられないけど。

もちろん途中からドラキュラが登場するわけだけど、ちゃんと怖い!暗闇の中、忍び寄ってくるのが不気味。生き血を吸う姿にギョッとなる。いつ画面に出てくるのか分からなくて何とも楽しみなところがあった。ドラキュラのビジュアルは恐ろしいけど、どこか知性をうかがわせるカッコ良さもあって好き。この世界観にマッチしいている。

狩りが始まった事が分かる出来事がいくつか起こるけど、登場人物たちにとってはまだ何者の仕業か分からない段階で不穏なところがいい。

大嵐の荒波シーンも迫力あったなぁ。スリル満点。大雨で濡れる甲板や強風で暴れまくる帆などのよく出来た映像に目を見張ったし、実際に船上にいるかのような錯覚に陥った。

身体が〇〇するショッキングなシーンがあって、あれは嫌でも目に焼きつくよね。あんな最期はむごすぎた。

キャラクターそれぞれに印象的なシーンがあるためか、感情移入できる。人間模様もちゃんと描かれている様子。泣けるシーンまで用意されてる。私は2回泣いちゃった。

ラストもカッコイイ締め方でキマって最高。

あぁなんか色々と思うことあって感想まとまらないっ!

この手のジャンルが好きな人は間違いなく楽しめるであろう良質の吸血鬼ホラー☆

めっちゃオススメよん♡♡♡