このレビューはネタバレを含みます
”ハグって、存在の確認”
いろんなシーンがあったけれど
愛が勝ってた。
ひとを愛したくなった
家族にもっと好きだと言おうと思った
脚本の上に監督や俳優陣のパワーがずっしり乗っかって、色んな角度から立体的な映画だった。
それで、ユーモラスとシリアスを行き来した。
俳優陣の絶妙な間合いに、言葉の発し方に
クスって笑いながら
一方で、
業界の慣わしに、いのちに、理不尽さに、
違和感を覚えた。泣いてた。
誰かと話したくなる映画だった
だいじな人と、共有したくなる時間だった
俳優陣はみなさん芸達者な面々で、家族のシーンどれも好きだったけど、
ひとつ上げるなら駐車場でみんなで殴り込みいくところ。夜のシーンだったのに驚くほど鮮やかだった。
同じ怒りは覚えたのに、ああいう、本人たちがクソ真面目な時ほど、傍から見たら滑稽なもんだよね、笑ってしまった。
窪田正孝の間合いがどんどんペースを作っていく前半の感じもすごく好きだったなぁ。めっちゃくちゃ光ってた〜。
後半の、池松壮亮の"長男"を背負っての発言は逆にテンポを緩めてて、これまた良かった。
あと、佐藤浩市も中野英雄も親子で出てたのもなんだかよかった。家族、だね。