ティーチイン付き試写会にて。
ボーっとした役の窪田さんはあまり見たことがなかったため「新鮮！」と思いましたが、純粋さゆえに、核心をつくような鋭さが後半にかけてでてきて、佇まいもシャープに。今、石井監督は天使期に入っているらしく、今回は彼が天使みたいな役だったのかなと。
松岡さん、さすが。「クソむかつくことばっかりで、馬鹿にされたままで終われるか！」とキレるところで、一気にテンションが上がり、心を掴まれた感じ。
花ちゃんが実家にもどってからの大喧嘩のシーンは本当に最高で、監督が「みんな達者な俳優だから、微調整だけした感じ。一人に『青』と言えば、自然とみんながそれに染まる」とおっしゃっていたように、うまい俳優さん達の感情爆発シーンはテンポが良く、見てて面白かったです。
『せかいのおきく』と今作、口数多めで熱い男役の池松さんも良いです。
若葉さんは実年齢では池松さんより年上(といっても1歳差だけど)ですが、舎弟役のイメージもあるので、見終わってみれば次男役は彼で正解だったと思いました。
佐藤さんは海辺をバックにしただけで、あんなに絵になるのはさすが。
脇役がとにかく豪華で、もしやあのお2人が同じフレーム内にいるところを見られるのでは？と期待しましたが、今回は見られませんでした(笑)
