filmarks先行試写会。
前半の笑いと、皆が体験したコロナ禍振り返りと社会の理不尽さで観客に一体感が生まれた気がして、楽しい鑑賞でした。
140分と長めだけれど、あっという間で驚くほどたくさんのことが詰め込まれていた気がする。
演技派揃いのキャストで、十二分に楽しませてくれる。脇まで豪華でストレスフリー。悪役も振り切っていて良い。
笑いとシリアスのバランスが絶妙。間合いと目線が素晴らしい。
松岡茉優さんの花子の仕事の挫折と再起、家族の真実と再生の話なんだけれど窪田正孝さんの正夫がフワフワといい感じに絡んでくる。なんともいえない存在感は流石。
花子の受けた理不尽さは誰もが何かしら思い当たるのでは？勿論、私も悔し泣きで号泣しながら夜の六本木を歩いた過去が…。今はコンプライアンスなど良くなっていそうで、やはり窮屈そう思えるけれど、そうでもないのかな？
頑張っている人達に寄り添い、行き先が解らなくなっている人に前を向かせてくれる。
しばらく会っていなくても、やっぱり家族。家族に会いたくなる映画でした。
会える時に会っておかないとね。
正夫は天使かな？
次に観に行く時は赤い服を着ていきたい。
