魚さかな

愛にイナズマの魚さかなのレビュー・感想・評価

愛にイナズマ(2023年製作の映画)
4.2
2023年16本目
 演技派揃いで日本アカデミー賞ノミネート間違いなしのオススメ作品。
 映画監督志望の松岡茉優が、コロナ禍で窪田正孝に出会う。仲野大賀の無駄遣いが嬉しい。MEGUMIと三浦貴大のパワハラ演技が上手い。
 二人は実家を訪ねて父 佐藤浩一のドキュメンタリー映画を撮影する。長兄 池松壮亮、次兄 若葉竜也 との5人の絆が生まれる。
 自殺シーン・暴力シーンは割愛し、重いテーマもコミカルな笑いを誘い、副題でテンポ良く、ラストは説明しすぎず、内容は理解できたけど2回目も見たくなる。
 エンドロールにあるドン・ボスコ社は、上智大学が提携しているカトリック・サレジオ修道会の出版事業部。食前食後の祈り、実家の祭壇、教会、オルガン曲など、カルトまがいではない正しい宗教描写であるのは邦画において珍しい。
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