銀幕短評(#702)
「愛にイナズマ」
2023年、日本。2時間20分、公開中。
総合評価 80点。
思っていたのと ベクトルがちがう映画でした。どうしてわたしはこんなに泣いているんだろうと いぶかりながら、ずびずび出る洟(はな)を鼻紙で ごしごし拭いていました。つまり不意打ちです。中盤までの推定落涙(らくるい)時間割合は60%程度で、ひさしぶりの100点映画だと期待したのですが、、
いかにも尺が長すぎました。通算すると落涙時間比率は23%程度に下がりました。2時間20分は明らかに長く、終盤の16分程度はカットすべきでした。しろうと目で見ても、いまがカットでクランクアップ!というタイミングが 3回くらいありましたよ。監督は 撮りたいものが たくさんあったのですね、思い入れで。しょうがないなあ。
しかし刈り込むべきところは やはりしっかりと刈るべきですよ、わたしの感想文と同じです。寸止めがだいじですね。まあ豪華俳優みなさんの熱演を認めて いい点数をあげます。
窪田正孝さん、すばらしい俳優さんですね、知らなかったけど。迷わずファンになりました。
ハグの大切さについては、「みんな元気」の回で書きました。