シトリン

愛にイナズマのシトリンのレビュー・感想・評価

愛にイナズマ(2023年製作の映画)
2.8
家族再生の話は基本好きだけど、この映画は前半観てるのが苦痛で一度止めた。
助監督の「理由は?」「それ意味ないですよね?」の長ったらしい言い合いシーンは何度もいらない。
プロデューサー、マスク男のシーンも同じく長いんだよね。

台詞少ない映画が好みなのでやたら多くて観るの面倒になった。

後半は良かったと思う。
前半で他人に感情を抑えていた花子が、家族には積極的になる。
向き合う事で結果、自身が監督する映画のタイトルも変わる。
「Wikipedia見ろこのタコ!」の池松兄貴もかっこよかったし涙のシーンは皆演技が良かった。

石井裕也は深いのか浅いのかわからない監督の1人。
高評価が多いからつい挑戦して観てしまうけど、なかなか自分の奥深いところまでたどり着かない。
唯一、舟を編むだけ良かった。

この作品は舟を編む以外の作品の中では1番良かったかな。
アベノマスクを思い出させてくれたのは笑いました。