このレビューはネタバレを含みます
「豪雨で残されたもの＆通過点」
良かったと思うものは色んな人の思いがきちんと描かれていたことと豪雨の爪痕をきちっと撮っていること。
娘は自分の力を試しに都会に出たい。お父さんは（復興にも力貸してほしいし…という思いはあったはず）地元にいてスタンダードコースをたどってほしい。友達は未来に対して今はノープラン。その彼氏は大学出たら地元に帰ってくる。
とにかくお父さんに、すごく共感した…
（東京に力試しに行って戻ってきても、意識格差みたいなのがあって東京と同じことできないよね。とは別の話。）
あと、高校生の語彙たりなさそうな感じでもやもやしている何かの表現はいいと思った。
最後に災害の爪痕のこと。
目を背けたくなった。そんなに、人吉、やられたのかと。
変わり果てた住み慣れている風景を見て、あぁ…と思う気持ち。私も被災地から遥か遠くだけど、津波を体験した一人として、その空気とか伝わりましたし、頑張って欲しい。と思いました。
さくっと観れた作品でした。
