せがみ

タイタニックのせがみのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
5.0
あんまり映画を観て泣かないが、これはつい涙が出てきてしまった。後半からは沈没に向けての地獄絵図に胸が苦しくてたまらなかったけれど、互いを愛し合うジャックとローズ、沈みゆく豪華絢爛なタイタニック号…全てが美しすぎた。

後悔の念に苛まれる設計者のアンドリュース氏、これが最後の航海であった船長、助けに戻ろうとしたモリー夫人、タイタニック号が沈むまで演奏をやめなかった音楽家たち、ベッドで抱きしめ合う老夫婦、眠る子どもたちにいつものように語りかける母親…乗客乗員一人ひとりのドラマが垣間見える名作だった。我先に逃げようとする船主のイズメイ氏や、庶民を見下すローズの母親、他人を利用したり蹴落としてでも生き残ろうとするキャルも含めて。

いろいろ言いたいことはあるけれどまとまらない。若きレオ様が本当にかっこよくてかわいくて…!逞しくどんなときもローズを守る姿にときめいた。観賞後、仕事中もテーマ曲が頭の中をぐるぐる。お気に入りの作品!
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