鑑賞前はジャックとローズが恋をして、タイタニックの沈没で二人が離れ離れになって悲しい的なストーリーだと思っていた。でもそれだけじゃない、ものすごく深い映画だった…
当時の実際の状況（タイタニック号は絶対に沈まない船と呼ばれるほど最新技術をふんだんに用いた船だったとか）を知れば知るほど切ない。
この映画について一番言いたいのは、「タイタニック」は乗客全員が主人公だということ。
みんながパニックになる中演奏し続けたオーケストラ、船が沈んでいく中、3等客室で子供達に読み聞かせをして寝かせようとするお母さん、自分の行いを悔やむように広い部屋で一人絶望する船の設計者…他にももっともっとあるが、そういった一人一人の心情を考えると涙が止まらなかった。
タイタニックが名作と呼ばれ続ける理由が分かった。みんなに見てほしい作品。
