観光潜水艦の爆発が最近話題に出てるので見直し。
遠くのことではあったがタイタニック、大恐慌、スペイン風邪、第一次世界大戦、、とあの頃の世界はあんまり良い事件に恵まれていない。
ドキドキアクションから、恋愛から、歴史から、いわゆる今の身分の違いから、人間模様から、全てのエンタメ。
デカプリオの出世作。でもその前にすべての登場人物がしっかり描かれてるとところがいい。ひとりずつ、グッゲンハイムさんもいたのか。。びっくりした。
人間ってパニクっても威厳を持っていられる人、自分を失う人、祈る人。。。一人ずつ丁寧だったなぁ。あれも史実に基づいてるのだろうな。あのオタクの監督だもの。
観光潜水艦にキャメロン監督も何度か潜ってただなんて。すごい。あれは亡くなった乗客の叫びが聞こえる映像だね。。
しかしあの海底のあの映像を見るためのチンケな潜水艦にひとり3500万円かぁ。そう思うとこの映画の異様さに色がつく。
あのおばあちゃん、海底潜ってるよ。。。え?あれビデオ見てるだけ?(ついつい事件があるとそういう目で見てしまいますね)
これを見て『悲しみのトライアングル』を思い出した。船は閉ざされた空間の人間社会の縮図。
あれだけ身分階層がはっきりしてる時代にレオさんウロウロと上流階級のフロアうろつきすぎ。
2023年ならちょっと鼻につくレオもあの時代だからなんか良かった気もする。
しかしあの沈没の仕方でレオとケイトが尖端にしがみついて助かるとは思えないけど。。(渦巻きに飲み込まれる)それでもローズさんは助かるというあの話は無茶。
最初と最後の現在の潜水艦映像は今回の富豪潜水艦事件そのものだから興味深い。