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タイタニックのudaskywalkerのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
4.5
まさかこの作品を劇場スクリーンで観ることが出来るなんて。TOHOシネマズに感謝です。

絶対に沈まない船と言われたタイタニック号。その豪華客船の出港から沈没までを事細かに再現。オープニング、出港前のタイタニックを見送る人々や船から手を振り別れを告げる人々を見て、1912年によくこれだけ大きな船を作ったなと感激。航海中はジャックとローズの恋愛を抜きにしては語れない。階級の差が余計に2人を近づける。2人が愛し合う中、結局この船は沈没してしまうのだか、そこに至るまでのハラハラドキドキ感がとても細かい。徐々に迫り来る水、救命ボートに集る人々、絶体絶命の場での人の行動が生々しい。船が悲鳴を上げながら分裂、乗客は悲鳴も上げられずに溺れていく。こんな恐ろしい出来事が実際に起こったという事実。

回想しながら話が進む構成には涙なくしては観れない。デジタルとアナログが融合した迫力ある撮影はCGばかりの映画には是非見習ってほしい。ラブストーリーともドキュメンタリーとも受け取れる素晴らしい映画。

「彼は今、私の記憶の中にだけ生きているのよ。」
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