午前10時の映画祭のおかげで、子供の頃、劇場公開時以来21年ぶりに鑑賞。ジャックとローズの恋愛模様だけでなく、登場するすべての人物が、とても人間臭くて魅力的で美しくて悲しかった。
極限の状況で、人はどんな行動を起こすのか。愛する人のために何ができるのか。自分の命をどう全うするのか。実話ベースで実際の人物をモデルにしたキャラクターも多数出て来るからこそ、自分の生きている世界とは違う話とは思えない。
また、劇中の1912年を描いたシーンの長さ「2時間40分」は実際のタイタニック号が沈むのにかかった時間であり、見張り役が氷山を発見してから実際に船体に衝突するまでの長さ「37秒」も同じように演出されている。ジェームズ・キャメロン監督のこだわりと執念に拍手です。出演する俳優陣の魅力も言わずもがな。
生涯、記憶に残る名作映画。
ぜひ、午前10時の映画祭期間の機会に、劇場で鑑賞されることをお勧めします！
