未見であることに恥ずかしさすら感じさせてしまう名作中の名作。
初めて観ました。すみません。
ストーリーは単純で、豪華客船タイタニック号で偶然出会った身分違いの男女が出会い、恋に落ち、不運なことに船は氷山にぶつかり沈んでゆくーー……
という、それだけなんですが。
それだけのことを３時間強で濃密に描き、長いと感じさせることもなく、「一瞬で、それでいて永遠のような出来事だった」と思わせる技術はお見事。
もう冒頭から船が沈むことも、どちらが死んでどちらが生き残るかも明示されていて驚きましたが、それでも一つ一つのシーンが美しく涙してしまう。寧ろラストが分かっているからこそ輝くのでしょうか。
若きレオナルド・ディカプリオの顔立ちと振舞い……これは「レオ様」だ……。
後半船が沈み始めてからは軽いパニック映画のようで、思わず「エイリアンの出番はいつ？」と思ってしまったり。
あまりにも有名なのでその分アンチ(批評は別)も多いですが、私は好きです。
