あやの

タイタニックのあやののレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
4.2
え!こんな面白かったの!?

普通に序盤から面白くてワクワクした。
ラストと豪華客船のシーンしか覚えてなくて(当時小1~2)、こんな始まりなのも知らなかった。

三時間あるよ、つまんなかったらどうしよ…なんて杞憂でした。
前半は前向きなラブストーリー?という感じだけど、十分人間達の個性と関係性がしっかり描かれていて楽しめる。後半はパニック映画のようになるけど、いや沈没始まってから一時間半あるのに十分もってた。というか三時間一瞬も退屈に感じなかったのすごい。
ラブストーリーというか、色んな良さを詰め込んだ圧倒的エンタメでした。そして圧倒的スケール。
客船関連のシーンは本当に良く撮ったな…ってなった。(セット作ったりミニチュアで合成したり左右おかしいとこは反転したりで撮ったらしい。今観てもすごい。)

そして私がこの映画で好きなところは、色んな人間のドラマや人間性を一瞬だとしても表現できているところ。
客船沈む時、死を共にする老夫婦のワンシーンだけで涙出たのすごい。名前も知らん一瞬の脇役なのに。
そして最後まで職務を全うする楽士達。なにあれ、なんかグッと来たんだけど。
子供に話読み聞かせる母親とかも。
他にも船長、船員、船で死ぬのを決意する紳士、クズ婚約者、の手下、ヒロインの母親、成り上がりのおばちゃん…主役、ヒロインじゃないのに強烈に印象が残ってる。すげーよ。
当然ジャックとローズも感情移入が十分にできるほど、どの瞬間も考えや人間性がしっかり表現されていて伝わった。

いや、ディカプリオ格好良いね…今更ながら初めて思った。役柄も相まってそりゃ一世風靡するわ。日本もCMに起用するわ。昔の日本って流行った外国俳優を企業のCMによく使ってた気が。

ケイトウィンスレットも(ちょっとふくよかながらも)美しくて良く似合ってる役柄。

「朝になるとまた未知の一日が始まる。なにが起こるか。
人生は贈り物。ムダにはしたくない。どんなカードが配られてもそれも人生。毎日を大切に」
ジャックの人生観が素晴らしすぎて名言過ぎて刺さった。

前半の三等客のパーティーで楽しむシーン楽しそうだったな~。

ところでジャックの絵柄めっちゃ荒木飛呂彦でジョジョ7部過ぎてビックリした(笑)
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