町蔵

wakkaの町蔵のネタバレレビュー・内容・結末

wakka(2023年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

一人の男が、北海道の名もない土地を水道管を担いで歩いている。

そこは誰も住んでいないようなところだが、決して廃墟ではなく、なにか人々の生活の痕跡が感じられるような土地だ。

彼は森や草花や土地と対話し、春夏秋冬、水道管を立てていく。

ある川では、同じように水道管を立てている男と出会うが、話すわけでもない。

やがてある荒れた平原に立てられた水道管は50本もの本数になり彼はそこでたった一人で踊るのだった。

それは川辺で始まった人の暮らしの起源への想いなのだろうか。そして河口近くまで来た男は、水道管を担いだ女性と出会うーー。
町蔵

町蔵