1945年春、第三帝国崩壊直前のドイツ。ユダヤ人の残した金塊をめぐって小さな村で繰り広げられる争奪戦。
雰囲気がB級映画っぽいんですが、もしかしてタランティーノを意識して作っている？オープニング/エンドロールのフォントもタランティーノっぽいし。
牛飼いのお姉ちゃんがパンツァーファウスト使えたり、老婦人が実は凄腕ハンターだったりと、実にご都合主義で素晴らしい。B級映画はこうでなくちゃ。
「で？金塊はどうなっちゃったの？」と思っていたら、最後唐突にすごい真打が現れて、すべてを掻っさらっていったラストには思わず「ほう」と呻ってしまった。
ただ、時々挟まれる音楽があまりにもトンチキでその都度興をそがれた。挿入曲がこんなにも気に障る映画は初めてかもしれない。話はとても面白いのに、そこだけが惜しい。
