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ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)のMKのレビュー・感想・評価

4.6
気狂いピエロ、中国女、アワーミュージックの3本をこれまで鑑賞。どれも興味深い作品だったけど作品へのアプローチがあっていたのかも正直分からず…。

人物像に迫れば作品の理解も深まるかも、ということで観賞…結果見て良かった。
過去に見た作品になるほど、と思えたしその他の作品も観てみたくなった。

物語を見せる…すごく印象的な言葉。
自分はセリフ、物語といったテキストで語られる部分に重きを置いて映画を観ていると思っているので、時間の流れと視覚情報のみで作品を体感できたらすごいだろうなと思った。

純然たる四次元映画?よく分からないど…

絵画にも解説を読んで理解できるものもあれば、直感的に感動できるものもある。多分、経験値とか造詣が深ければ前者も解説不要なのだろうけど、そうやってワインの味みたいに、自分なりの味わい方を見つけていくものなのかなぁと。

しかも映画にはセリフというテキスト情報が解説以外にもあるから余計にややこしいのかな?

3作観て興味が持てなかった訳ではないので、せっかくだからたくさん観て味わえるようになりたい。

大戦やその後の革命、闘争、マスな成長経済を体感しているアーティストの作品って何となく共通した強さがある気がする。

今のweb3.0や自立型AIが目前?となった情報社会で健在だったらどんな物語を観せてくれたのかな…とも思ってしまったけど、それはどのジャンルも次の世代が向き合うテーマなんだろうな。

建築もそうだけど、膨大な思想や知識、コンセプトがあって一つの作品に昇華させていく想像力と創造力にうっとりした。
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