ぼさー

ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)のぼさーのレビュー・感想・評価

2.8
シリル・ルティ監督(兼 脚本・編集)、ライターの小柳帝さんによるトークイベント付き上映を鑑賞。

『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』などの監督で知られるゴダール監督を追ったドキュメンタリー作品。

ヌーヴェルヴァーグ時代つまり1960年代頃のゴダール作品は、リバイバル上映があれば映画館で観るようにしている。アンナ・カリーナ大好き。

さて、ゴダール監督は商用映画においてジャンプカットなど数々の革新的映画表現を発明し取り入れており、本作では映画を拡張した重要人物としてその人物像に迫る内容となっている。
初期の頃のインタビューに「映画は芸術なんだ」といった発言があり、当初から現代アートの意識で映画づくりをしていたことが伺える。
物語を描くのではなく、映画の表現に挑戦するといったスタンスだということである。とはいえ、いわゆる実験映像のような体裁ではなく、物語も描かれていでストーリーがあるところがゴダール作品の特徴であり、物語を楽しみながらも不思議な気分で鑑賞できるのである。
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