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ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)のparaのレビュー・感想・評価

3.9
シリル・ルティ監督トークショー付き
「たとえ希望が叶わなくても、我々は希望を持ち続ける」

映画を芸術にするために、革新を続けた人。
自ら伝説を演出するゴダールがゴダールたる所以。(なんのこっちや)

作品の背景も(少し)理解できる構成のため、過去に鑑賞した作品をまた見直したくなり、未見作品も追いたくなるドキュメンタリー。
ゴダールの承諾を得て制作したのに、ヴェネツィア映画祭でのお披露目の1週間後に安楽死とは。

純粋で繊細だけど天邪鬼な革命家ゴダール像を当時の映像や繋がりのあった方々へのインタビューを交えて描いており、男性陣とは異なり端的に突き放しながらも愛のある女優陣のコメントが面白かった。(ミソジニー発言)

口の中に心がない。
ゴダールのウィットに富み、哲学的な言葉の数々は一回ではとても心に留め置くことが出来なかったためまたいつか観たい。

シリル・ルティ監督、公開に合わせての来日兼次回作のインタビューのための来日とは!(次回作は本作でもチラリと映るレオ様で楽しみ。)
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